脂漏性皮膚炎とたまに仕事についてのブログ

頑固な脂漏性皮膚炎と闘いながら、仕事やら何やらについてプロパガンダ無しで語ります。文章は堅めです♡

仕事(3)弁当店

デパ地下をやめ、どうしようかと考えた結果、中学時代に進学先を選ぶ際、調理科のある高校を視野に入れていたことを思い出しました。

料理が好きだった為です。そして、調理関係をやってみようと思い、近所の弁当店(全国展開しているチェーン店)でアルバイトを始めました。

朝から正午過ぎまでの方々と、正午過ぎや夕方から夜までの方々とで構成され、私は正午過ぎから夜までの部で働いていました。

夜までの部は私以外は皆大学生で、全部で7名おり、私以外は毎日出勤できるわけではないので、1日3名〜4名になるようシフトを組みお店を回していました。全員で調理もレジもとにかく全部やる、という流れです。

みんな元気ハツラツとしていて、すぐに受け入れていただけて親しくなれました。

弁当店での仕事で何が一番嬉しいかと言えば、

・賄いがあるということ

・作って時間の経ってしまったものは、自宅に持ち帰ることができること

これは店舗によって異なるかもしれませんが、私が勤務していた店舗はフランチャイズだった為か、オーナーの意向でそれが可能でした。

食品ロスは今ではとても問題になっていますが、まだ食べられるものを廃棄するより、自己責任で持ち帰るのが一番良いと思うのですが。あくまで自己責任でという形を取ればいいのでは?と思うのですが、そんな単純な問題でもないのでしょうか?

 

アルバイト同士が親しくなるにつれ、少しずつ嫌な部分も見えてくるもので。

接客(受付レジ)をやらない&閉店後の掃除はやらずにレジ締めしかやらない、という人がいました。

アルバイト7名の内5名が、接客を嫌がり、出来ることなら調理の方をやっていたい、と言っていました。ご多聞に漏れず、私もそちら派です。(接客は嫌なことが多いものでした。理不尽なことを言ってくる横柄な客もいましたので。)

1名はどちらでもいい、1名は上記の「やらないの人」なので聞いていません。

接客も掃除もやらない人は、「自分は仕事ができるから、弁当店で一番大切な調理をやる」という思い上がりがあるのかもしれません。もしくは、やりたくないことは徹底的にやらないか。

どちらにせよ、厄介であることに違いはありません。会社の最低限のやるべきことをやっていないわけですから。

社会に出て、例えば「現場も見る必要があり、事務処理もやる必要がある」という企業へ入社した場合、例え現場仕事を処理する能力があるとしても、事務はやりたくないからやらない、というわけにいきません。社会では通用しません。

困った私達は、オーナーに相談しました。その後「やらないの人」は少しの期間、レジをやるようにはなったのですが、すぐにやらなくなり、相変わらず掃除もしませんでした。

ここで反省すべきは、アルバイトは立場的に上も下もなく、全員対等な立場なので、直接何故やらないのかを聞き、全部を全員が受け持つことが決まりなのだから、やってほしいということを言うべきだったということです。対等だからとは言え、自尊心を傷付けるようなことはしないよう、慎重に。

そうこうしているうちに「やらないの人」は大学卒業前にアルバイトを辞め、卒業後は地元へ戻り、教師として働いているそうです。

私も20歳になり、正社員として働こうと思い立ちました。

ちなみに私はこの弁当店が今でも好きです。アルバイト時代に全種類を食べましたが、本当に全てのメニューが美味しく、特にチキン南蛮や唐揚げが美味しいと思います。炒め物や丼ものは作り置きせず注文が入った時に作っていましたし、唐揚げは外側がサクサクするよう2度揚げしていました。普段外食しない&出来合いのものは購入しないのですが、ここの弁当店はたまに食べたくなります。店舗によりかなり差がありますが、どれも失敗なく美味しいです。

そして、会計時に品物を渡す際に、「ありがとう」や「どうも」と言ってくれるお客さんには、いつも癒されていました。そういう温かさは、小さなことかもしれませんが、誰でもできることではないと思います。いつまでも人の心に残るものなのですね。自分もなるべくそれを意識し、会計時は両手でレシートやお釣りを受け取り、「はい、ありがとうございます」となるべく言うようになりました。

それから、、社会に出て一番成長するのは、レジでも調理でもどちらでもいい、と言ったタイプなのかな?と思います。今は色々しごを選べますが、仕事を嫌がらず進んでなんでもやる、という人は、どこへ行っても大丈夫で、上司や部下からも信頼されるのかな、、と。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。